サポニンの基礎知識

サポニンがたくさん含まれている大豆は、弥生時代に日本に伝わってきた食品です。
日本に伝わってからは、きな粉やみそ、しょうゆ、納豆、豆腐、煮豆、枝豆、もやし、ゆばなどの食品に加工されて食べられています。
古い書物で有名な古事記や日本書紀などにも大豆の栽培方法について記載されているほどです。
アメリカの場合は、1854年日本にも訪れたペリーがアメリカに大豆の種子を持って帰ったことから広まっていったそうです。
ヨーロッパの場合はさらに古く1712年にオランダの学者が広めたそうです。

大豆サポニンにはグルココルチロイドという肥満を増強させてしまう物質に拮抗的に作用することがわかっています。
異常たんぱく質が体内に蓄積してしまうと、アルツハイマー病や白内障や動脈硬化など多くの病気の要因になってしまうとされていて、サポニンの予防効果が期待されています。

サポニンによる効果や作用は、脂質代謝を改善してくれる作用、酸化たんぱく質が体内に蓄積することを抑制する作用、紫外線障害の抑制作用などがあります。

サポニンは発見当初溶血性がある成分だと問題視されたことがあります。
しかし試験において異常は認められなかったため食品から大豆サポニンを摂取する程度ならば問題がないと考えられています。
サポニンは1日に100mgを摂取することが好ましく、過剰な摂取は避けるようにと指示されています。
ですからサプリメントにおいて、1日に100mgになる程度の量を目安量としています。
子供や妊娠中や授乳中の人がサポニンの含まれている食品やサプリメントを摂取することは問題ありません。
しかし念のため担当医師に相談してからの方がいいと思います。


  


サプリメント

ここでひとつ注意していただきたいのが、サプリメントとは健康補助食品であって、薬ではありません。
薬のように病気が治癒するなどの即効性効果があるわけではありません。
あくまでも多くの栄養を含んだ食品です。

しかし近年では病気を予防するためにも広く利用されるようになってきました。
これが予防医学という観点です。
このように病気の予防や自然治癒を補助するものとしてサプリメントを飲む習慣が広まっています。

ダイエットをしている人には栄養が偏ったり、栄養バランスが崩れたりすることが多くダイエットによって体がぼろぼろになってしまうことも珍しくありません。
ですからダイエットをしている人には特にサプリメントをうまく使って栄養補給をしていただきたいと思います。

味噌汁がダイエットにいいと聞いたことがあります。
これは味噌汁の中に大豆サポニンと大豆ペプチドが含まれていて、これらを摂取できるからできることです。

大豆サポニンは多くのダイエット食品やサプリメントに使われている人気成分です。
大豆サポニンには肥大化してしまった小腸内の絨毛を正常に戻してくれる働きがあります。
太っている人はこの絨毛が拡大してしまっていて、体内に入ってきた糖分をたくさん吸収してしまうから太っていってしまうという説があります。

ですから大豆サポニンの働きによって絨毛を小さくすることで、体に吸収する糖分が少なくなりダイエットにも効果が得られるというわけです。

さらに脂肪の吸収も抑えてくれる効果があるそうです。
これは大豆サポニンが脂肪を分解してくれる消化酵素的な働きをすることによって得られる効果だそうです。

日頃の食生活において毎日大豆サポニンを摂取することは難しいので、サプリメントを使って毎日継続して摂取していくことが痩せる近道だと思います。


  


黒豆サポニン

ダイエットに黒豆がいいということで、「黒豆ダイエット」というものがあります。
黒豆ダイエットには注目すべき成分があります。
1つは「水溶性食物繊維」です。

この水溶性食物繊維とは、私たちの体内で満腹感を与えてくれるものです。
ですからダラダラと食べ続けてしまうことがなく、肥満防止につながります。
食物繊維自体も便秘改善にとても効果がある成分なので、気になっていたお腹周りがスリムになり、
老廃物が体内から除去されることでお肌にうるおいを与えることもできます。
このように黒豆ダイエットをして肌がきれいになったという声もよく聞きます。

もう1つは「大豆サポニン」です。
黒豆には大豆サポニンが含まれていて、これがあるから黒豆ダイエットが成功するもので主成分になると思います。

大豆サポニンには私たちが食べて体内に流した食物の油分や糖分が体に吸収されていくのを抑制してくれる働きがあります。
さらに余分な油や糖分を体の外に排出してくれる働きもあります。

大豆サポニンはダイエットに最適な成分なのです。
さらに血中のコレステロールが気になっている人にもおすすめの成分で、サポニンが血液中に血栓が作られるのを防いでくれるので動脈硬化などを予防することができます。

「黒豆サポニン」はこの黒豆に含まれている大豆サポニンに注目して作られたサプリメントで、ネット上で1万個以上を売り上げている人気サプリメントです。
1日に4粒摂取するだけでこれだけの効果が得られるということで、手軽さも人気の理由です。

  
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大豆プロテイン

理想的なボディを手に入れるためにおすすめのサプリメントが「大豆プロテイン100%粉末」です。
一日たったの56円で摂取できるサプリメントです。
プロテインの力で余分なカロリーをとることなくたんぱく質を摂取することができます。

大豆から摂取できるたんぱく質はとても優れモノで「アミノ酸スコア100」と呼ばれています。
大豆由来の原料のみを使っていて無添加です。
味をつけていないサプリメントなので料理などにも入れやすくアレンジがしやすいです。

サポニンや大豆を摂取したい人、ダイエットをしている人、筋肉トレーニングをする人、アスリートの人などの間で口コミで広がった人気商品です。

プロテインの中には、イソフラボンやサポニンも含んでいます。
プロテインはたんぱく質で、体重1kgに対して1日に0.3gの摂取が必要だとされています。

私たちの体の筋肉も体内にある酵素も肉体自体もたんぱく質から作られています。
たんぱく質は私たちにはなくてはならないもので、またアスリートなどにとっては私たちの2倍以上のたんぱく質が必要とされます。

大豆プロテイン100%粉末には1袋1000g入っています。
1日の目安摂取量が20gなので、約50日分の量になります。
価格は税込みで2,800円です。

大豆プロテインは水や牛乳などに混ぜて飲んでください。
カレーライスに混ぜたり、シェイクにまぜたり、きなこに混ぜておもちにかけたりして料理にアレンジすることもできます。

  
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がん予防

大豆サポニンを摂取することで多くの病気を予防することができます。
その中のひとつががん予防です。
どうして大豆サポニンを摂取することで、がん予防ができるのか具体的に説明します。

がんの原因となるのは日常生活におけるストレスや疲労から人間の体内に蓄積される過酸化脂質という物質であることがわかっています。
サポニンにはこの過酸化脂質を体内から排除する働きがあるとされているのです。

過酸化脂質は体内にあるコレステロール、脂肪などが活性酸素の力で酸化したものです。
体内にある腐った脂肪と呼ばれることもあるほど、不要なものなのです。
この過酸化脂質を体内から減らしていくことで、がんの要因を減らしていくことができるのです。

過酸化脂質は年齢を重ねるごとに体内にどんどん増えてしまうものです。
そのため年齢を重ねた人ほどサポニンを継続して摂取していくことが必要なのです。
近年、サポニンにはエイズ菌の増殖を抑える働きもあるのではないかと研究が進んでいます。
まだまだ未知の力を持った成分なのです。

大豆サポニンは、大豆、豆乳、高野豆腐、ゆば、納豆など様々な大豆の食材に含まれていますから意識して食事に取り入れていくことが必要だと思います。
ただし毎日大豆食品を摂り続けることは難しいかもしれません。

そんなときはぜひ大豆サポニンが入ったサプリメントを試してみることもひとつの手段だと思います。
近年ニーズに答えてサポニン入りのサプリメントも多く販売されるようになっています。
一度チェックしてみてください。


  


大豆サポニン

サポニンが多く含まれているものとして大豆が有名です。
ですからサプリメント以外にもサポニンを摂取したいならば、大豆食品を食べるといいのです。
そのほかサポニンは、小豆やウーロン茶や高麗ニンジンやアスパラガスにも含まれています。

大豆サポニンは大豆の中にある配糖体で活性成分のひとつです。
大豆サポニンは大豆の特徴的風味でもある苦味に影響を及ぼしている成分です。

大豆サポニンには多くの病気予防に効果があるとされています。
それは大豆サポニンが持っている強い抗酸化作用を活かしたもの、過酸化脂質の生成を抑えてくれる性質から得られるもので、がん予防や動脈硬化の予防にいいとされています。

また肌にもいいので、肌の老化防止にも効果があります。
大豆サポニンはコレステロールを体が吸収するのを抑えて分解してくれる働きがあります。
血中にあるコレステロール値も下げてくれるので、中性脂肪を減らす効果とさらに脂肪の吸収自体を
抑えてくれる効果があり肥満体質が改善できます。
このためダイエット中の人で大豆サポニンのサプリメントを使っている人も多くいます。

大豆サポニンの効果と効能をまとめると、がん予防、血行促進効果、高血圧予防、抗血栓予防、抗酸化作用、コレステロールの抑制、動脈硬化予防、肥満体質改善、アンチエイジング効果などがあります。

大豆サポニンを摂取したい場合は、手軽な方法としてはサプリメントですが、食品からももちろん摂取することができます。
大豆食品であるおからや納豆、味噌、豆乳、油揚げ、がんもどきなどです。

  


ごぼう茶

ご存知でしょうか、ごぼうにも高麗ニンジンなどと同じようにサポニンがたくさん含まれています。
ダイエットや美容に効果のある成分として話題になっている「サポニン」がたくさん含まれているとテレビ番組で紹介されて人気商品となった「ごぼう茶」です。

「サポニン豊富」ごぼう茶はサプリメントではなく、ごぼう茶を手軽に飲んでもらおうとティーバッグになっています。
ティーバッグタイプなので手軽にいつでも飲むことができます。
サポニンは高麗ニンジンや大豆に多く含まれているということで、サプリメントや食品として人気がありました。

それと同じサポニンがごぼうにも含まれていることがわかったのです。
ごぼうは水にさらしておくと、水が少し茶色くなります。
実はここにサポニンが含まれているのです。
家で調理する時にはこの水はつい洗い流してしまいますが、この水こそがサポニンが溶け込んだ大切なものなのです。

そこでごぼうからとれるサポニンを抽出して凝縮したのが、このごぼう茶なのです。
お湯を注いでお茶として簡単に飲むことができます。
サポニンが含まれているのでダイエット効果もありますし、ごぼうには食物繊維も豊富なので腸内環境を整えてお肌もきれいにすることができます。

ごぼう茶も他のサプリメント同様に毎日飲みつづることが大切です。
お茶が苦手という人には、ごぼう茶がサプリメントになったものもあります。

こちらはサポニンを粉末にして、コエンザイムやヒアルロン酸なども一緒に配合してあります。
「ごぼう茶よくばり粒」です。
価格は税込みで1,890円です。
「ごぼう茶」のティーバッグは30袋入って税込みで1,554円です。


  
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ダイエット効果

サポニンを摂取することでダイエット効果が得られることは先に述べた通りです。
ダイエットする際にサポニンを摂取する場合、一番手軽な方法はサプリメントです。
サポニンは必ず食事前に摂取するようにしてください。

サプリメントでも同じです。
食べ物が胃に入る前に先にサポニンで腸内環境を整えておく必要があるのです。
そうすることで腸が余分な脂肪を吸収しないようになります。

通常食べ物に含まれている脂肪は、直接吸収されるのではなく、膵臓で分泌されているリパーゼという脂肪消化酵素の力で脂肪酸とモノグリセリドとに分解します。
その脂肪酸に中性脂肪が合体して循環器系に入っていきます。

この入るときに体内にエネルギーが過剰にあると、貯蔵分の脂肪として蓄えられてしまいます。
ですからリパーゼの活性を抑えておけば肥満を防ぐことができるわけです。

その他にも腸で吸収したブドウ糖を脂肪と合体しないように防ぐ効果があります。
サポニンによって脂肪が体内に吸収されにくくなり、ブドウ糖も脂肪に変わりにくくなるため、通常
よりも体内に蓄積される脂肪量を減らすことができます。
サポニンを長期間摂取することで、腸の粘膜にある表面組織が変化して、太りにくい体質を作り上げてくれると考えられています。

ダイエットに大切なことは継続することです。
ほんの数日ではなく、毎日サポニンを摂取し続けるようにしてください。
摂取は食事前が原則です。
継続することで、太らない体が形成されるのです。

  


健康効果

サポニンは大豆に含まれています。
サポニンが泡立つという意味で水と混ぜ合うことで発泡します。
このサポニンによる泡立ち効果で人間の腸内にある便を排出して、腸内をきれいにすることができます。
このようなことからサポニンは大腸がんやそのほかの病気を予防するのに役立っている成分なのです。

大豆に含まれているサポニンは、血管に付いたコレステロールや脂肪を洗い流してくれて血管をきれいにしてくれる働きがあります。
総コレステロールの生成を抑えて、中性脂肪の生成も抑えて血液をさらさらにしてくれます。

そのため血栓ができにくくなり、コレステロール値や中性脂肪の値を下げてくれます。
コレステロールや中性脂肪が高いことで心配される高血圧や動脈硬化や高脂血症を防ぐことができます。
サポニンのサプリメントを飲む人たちには、高血圧や高脂血症などを心配する人たちも多くいます。
サポニンをサプリメントや食品などを通して定期的に摂取することで、脂肪の代謝がよくなって肥満を解消することもできると思います。

また大豆のサポニンにある抗酸化作用によって、酸化脂質という動脈硬化の原因になる物質を生成させないことができます。

サポニンによって血管を正常にすることができるのです。
動脈硬化によってもたらされる病気は、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症など数多くあります。
サポニンを摂取することはこれらの病気を予防することにもなり健康な体作りをするために有用な手段なのです。

  


サポニンとは

サポニンとは、水と溶けあうと石鹸のように白く泡立つ性質を持っている物質を総称する言葉です。
多くの植物の成分中には、水に溶かすと泡立つという界面活性物質が入っています。
「石鹸」とか「泡立つ」とかを意味する言葉に「サポ」がありこれに由来して「サポニン」と呼ばれるようになりました。

サポニンはその昔は洗濯の際に石鹸代わりに使われていました。
サポニンが抽出できる植物は、キラヤの樹皮や大豆の種子、チャの種子などがあります。
サポニンは乳化剤の一種で、抗カビ作用や抗炎症作用、さらに抗アレルギー作用や血圧を降下する作用、肥満を防止する作用、抗インフルエンザ作用も確認されています。
構造でいうとサポニンはトリテルペンとステロイドとオリゴ糖が結合したものになります。

小豆などにもサポニンが含まれています。
サポニンは本来大豆に含まれていますから豆腐にも入っているべきなのでしょうが、豆腐の場合は製造過程においてサポニンが除かれてしまうようです。
サポニンにはえぐみや渋みなどがあるため、豆腐のような繊細な味をだすものの場合は取り除いてしまうのです。

サポニンには洗浄効果だけではなく、私たちを健康にする効果やダイエット効果をもたらしてくれるとされています。
そういった意味で最近ではサポニンのサプリメントが販売されています。
サプリメントを摂取することで、サポニンの栄養成分を摂取するあるいはダイエットに役立てるという人が増えてきています。